授業関連で、最近公開された映画を知った。『コニー＆カーラ』。ショービジネスでの成功を目指す女性ふたりがドラァグ・クイーンになってしまい、その結果引き起こされるドタバタを描く。ビリー・ワイルダー／ジャック・レモン／トニー・カーティス／マリリン・モンローの『お熱いのがお好き』を一回ひねってひっくり返したみたいな設定。シドニーオリンピック閉会式の映像と、『プリシラ』をくっつけて見せているので、その説明に資料を漁っていたら見つけた。なかなか評判がよいらしく、にもかかわらずかかっている映画館が少ないので文句が出ている。時間があれば観に行ってもいいなあ。ミュージカルが好きな人は楽しめるそうです。ドラァグ・クイーンなのにほんとに歌っちゃう。どうやってバレないんだろう。「映画で英語を勉強しよう」の SCREENPLAY でも取り上げられていた。『プリシラ』は、この度「２枚で3000円」の中に入っていたので、『KiSSing ジェシカ』といっしょに買いました。いつ観るのかな〜。基礎ゼミのパートに、感想を入れました。
【04.12.02】徹夜して、翌日も夜更かしをすると、さすがにいけない。大いに反省。でもまた目が冴えている。酩酊してないことはないんだけどもねえ。おおっとビデオテープを忘れたらいけないぞ。そしたら明日の授業がパーになるんだから。NHK11時ドラマ『アイ′ム・ホーム』、悪くないなと思ってみていたら（キャスト、非常によろしい）、原作は石坂啓だった。なるほど。おやおや、99年度の文化庁メディア芸術祭漫画部門で大賞なんだね。原作も読みたいじゃないかと思って調べると、む〜、手に入りにくいみたいだねえ（今頃卒論でばたばたしているはずの―当方も若干ばたばたしました―コミックの親分さん、いかがでしょうか？）。それにしても、マンガが原作のドラマ、多いです。この枠は特にそうなのかもしれないけれど。しかも、出来がいい。どう考えればいいんでしょうか。
基礎ゼミパートに感想を追加しました。土曜日午前中に予定が入ったので、明日は断固早寝します。
【04.12.11】今を去ること１週間前。目覚ましをかけなくてよい睡眠を（たぶん）うっとりと享受していたら、めいっこたちからの電話で起こされる（よくあります）。下のちびさんがおっきな声で、
「おばちゃん！ まこちゃんがねえ、◎×◇▼？＃＊してねえ。おばちゃん！ まこちゃんがねえ。？＃＊してえ、◎×◇▼してからあ…、おばちゃん！ まこちゃんがあ…（以下続く。）」と一所懸命お話。何か（まこちゃん？）について説明してくれているらしいのはわかるが、何についての説明なのかわからない。とにかく説明らしいのはわかる。途中で何度も「おばちゃん！」と叫んでいるのは、どうやらわたしがちゃんと聞いているかどうか確かめるためらしい（と聞こえる）。こちらとしても、「はあいい」とか「それでまこちゃんがどうしたの」とかあいの手は入れているのだが。遠くで母親（妹）が「まこちゃんじゃなくてねこちゃんでしょ」と言っているのが聞こえて、「ねこちゃん」て直しはするけど、すぐまた「まこちゃん」に戻ってしまう。ねーねーに代わったら、説明してくれた。男の子が風船ガムを噛んで膨らませたら、その風船が猫になって、今度はその猫がガムを噛んで、その男の子が吸いこまれちゃって、って言っていたらしい。
何の説明かというと、福音館書店の月刊絵本の最新号『ねこガム』の説明。12月になったから、新しいのが届いたんだ（スポンサーはわたしなので、時々お礼の電話がかかるのだ）。「ナンセンスもの」（もっとよい言い方はないものかと思うけど、とりあえず）だったのね。ずいぶん熱をこめて説明していたから、気に入ったんだと思う。福音館のページには、「びっくりぎょうてんの結末が待っています」って書いてある。どんなんだか、ぜひ今度みせてもらわなくちゃ。で、ねーねーのほうはどんな絵本だったのかというと、「おばちゃん、きょうりゅうのほねがつながったの、みたことある？」と質問（『とりになったきょうりゅうのはなし』）。「う〜んと、あると思うな」と返事したら、「はくぶつかん？」とこれまた熱と期待のこもったリプライが。もういなくなってしまったきょうりゅうのしそんが、とりなのだと話してくれた。ふんふん、それじゃあ今度、きょうりゅうのほねのつながったのをみに、連れてってあげましょう。上野の博物館も、最近色々工夫を凝らすようになってきたようだしね。お、先月新館がグランドオープンだったんだ。新しいコンセプトに基づいた展示を観ることができるってわけだね。NYの自然史博物館は、行ってもいないのにちょっと詳しくなったんだけど（エイクリーのジオラマについてだけど）、こっちは直に接近できる。楽しみ楽しみ。その子どもたちから、結局、風邪をもらった（もらっていた）。喉の違和感は収まった感じだが、鼻は持続中。売薬を飲むとおさまるようす。母ももらって、発熱したらしい。電話で話す声が不機嫌だったと、妹は言っていた。ちゃんと直ったら、インフルエンザの予防接種をしてやりたいので、病院を調べよとのお達し（予防接種のお値段、どうしてそんなにバラエティに富んでいるのでしょうか。ふたりの子どもに、２回ずつやらなきゃいけないから、高いとかなりの負担です。そうですか、そういうわけですか）。「駅の近くで、病院ばっかり入っているビルに入ってる内科」。こんだけの情報で、見つけましたね私は。エライと思うんだけど、わかってるんだろうか依頼者は。
―と、ぼけぼけしていたら、週が代わってびっくりさせられるニュースが複数。このニュース（朝日、読売）に関しては、いくつか抗議集会が開かれていますが、14日に予定されているものをとりあえず簡単にお知らせします（「埼玉の教育が危ない！12・14集会」；18:30〜、埼玉会館７A会議室。２時間ほどを予定していますが、主催は、「埼玉の教育が危ない！12・14集会」実行委員会。埼玉県における男女平等に関心をもつ人たちが集まりました）。「つくる会」会員もお辞めになり、また日本青年協議会会員も辞められたとのこと（埼玉新聞）。埼玉県知事は、この方と以前から親交があったそうですが、教育委員への就任を要請するまでは、「つくる会」副会長であったことは知らなかったとのことです。『〈癒し〉のナショナリズム』、未読本の山の中。どこにあったかな。引っぱり出さないと。次の日に入ってきたのは、この方が逮捕されたというニュース。たいへん懸念されます。四国新聞によると、香川大学では、この問題に関して調査会を設置し、今年４月に厳重注意処分としていたそうですが。
こんなニュースに接しながら、懸案だった作業をとっても遅れてやっと仕上げたせいで、今週は最高に疲れた模様。今日は一日横になったまま（今週末の行事は、申し訳ないが欠席。２日間もつぶせません）。おかげでいつもおかしくなる腰が最高におかしくなった。痛くて背筋が伸ばせないのです。立ってる姿勢が猫背になってしまう。だんだん直ってきたけど、困ります。先週の基礎ゼミ、立教、流大のクラスを改めました。
【04.12.18】週に２日も他の用事があると、ほんとにだめだ。それでも何とかなって、ほんとうによかった。先週の金曜日の朝は、乗り換えなくていい日なのに乗り換えてしまったりして気が重かった（乗り換えホームに到着する前に気がついて戻ったので、支障なかったが）。今週はそういうことはなかったけれど、教室のプロジェクタがダメになっていたのには怒りましたね！ この大学は、教室に内線電話をつけてないから、人を呼びに走らなきゃならないんだ。呼んできても、ダメが出るまでが遅いのだ全く。ほんとにあの日は消耗したわ。その日は授業が終わってからさらに用事。ほんとに寝る暇なかったわ…。
冬休みまであと２コマ。でも、うちひとつは年内で終了なので、最高に頑張らないといかんのだ。頑張らなくちゃ。翌日は研究会があるんだけど、行く気力残るかな。
明日は夕方から集会。月曜も外出しそうだ。［books and papers_0412へ移動］
基礎ゼミのパートを改めました。「映像資料を見て考えたことを書く」という企画の１回目。全員提出しています。２回目も既に終わっていますが、昨日１番乗りがありました。すごい！
【04.12.31】あっという間に大晦。年賀状印刷（自分のは後回し）やら姪っこたちの相手やら。先週はまだ授業があったからそういうカラダにアタマだったが、もうすっかりどこかに置いてきた気がする。研究会もあったのですが。
部屋の片づけ。いくつかやったがどうも不調で、ちょっと困っていたが、雪の中お掃除グッズの買い物に出かけて気持ちの切り替え。おかげで、台所の床面積増加。ほんと、「捨てる」っていうのは、間歇的に、一挙にやるべきですね。このウェブでは、emcaパートを片付けた。
自分のための買い物もいくつか。今月出るんだったと思い出して、「ジャケ買い」する人もいるらしい狼少女エレーヌ・グリモーのCD（ラフマニノフ／ピアノソナタno.2、「音の絵」他）購入（最近は廉価盤の価格も上昇気味だけど、このシリーズは1000円を保っていてよろしい）。気に入ったのですが、15歳でCD作れちゃうんだもんなあ。ブラームスや「クレド」も聴いてみたいですやはり。このシリーズ、他に、アファナシエフの平均率クラヴィーア曲集（１・２）が入っていることを知ってしまった。買わねば。今月は悔いを感じさせる事件が起きたので、思わず動いてしまったが、 私自身の勉強になることばかり経験させていただいたので、いいのだろうかと思う（ので、これからも私にできることはします）。わたしとしては、今回の事件によって、民主党（そして公明党）は知事に対する態度を明確にしたと考えたく、今後も可能な形でモニタしていくつもりである。教育委員の一人となった高橋史朗氏は、性教協（“人間と性”教育研究協議会）実践する性教育への批判者として知られている。埼玉県教育委員会は、月２回（原則として、毎月第２・４木曜日）の定例会と、臨時会が行われており、会議は原則公開であって（プライバシーに関するもの等は、秘密会となる場合もある）、傍聴も可能である（傍聴人数は、先着順で15人。因に次回は、１月６日（木）午前９時３０分開催予定）。埼玉でも東京と同じことが起こらないかどうか、着眼点は明解だ。モニタしていきたい。なんてことを書いていたら、飲み物のコップをひっくり返して大苦笑。何回もやってるのに懲りません。［books and papers_0412へ移動］
先日でかけた研究会で、このサイトが若い研究者たちに役立っていることを知りました。キャリアのある研究者は、若い人を守り立てる活動をしていかなくてはいけないと、今まで以上に強く実感させられる事柄も知りました。だからといって、これ以上何かできることがあるわけでもないけれど、そのつもりはありますので、そのようにここを使っていただくことを歓迎します。皆様どうぞよいお年を。