火曜日のクラスと、今日の１コマと、基礎ゼミの「感想」を更新（ああそれから、「お知らせ」も↑）。眠らないと壊れそうです。
【04.06.05】先月23日は学会発表で遠出して、あまり休養できないままにまた授業に突入して、疲れ続けて２週間。そろそろ元に戻るかな、と思うけど、疲れの出る６月に突入してるのだった（大学で教えている人間は、私のような者も含めて、６月と11月に疲れが出ます）。メールを出さないといけない方もいるのですが（お礼など）、滞っていまして、すみません。
国語辞典をひこう、と思ってカバンの中をごそごそしたが、見当たらない。中身をぜんぶ出してから覗きこんでみたけれども、ない。おいおい、電子辞書もなくしちゃったのかい、国語辞典が簡単にひけるのが、とてもよかったのにさ、と青くなりながらあたりをさがしまわったところが、MD関連のものを入れておいた押し入れの引き出しに、入っていた。いつ入れたんだか、どうしてそこに入れたんだか、まったく覚えがないのが、困ったことである。このところの疲労によるものとしよう。
金曜日のクラス今週分と、木曜日の基礎ゼミ、司会担当者の感想をアップロード（こちらで勝手にハンドルネームをつけてしまいました。あしからず）。emcaパートに、新刊情報も。１―１を読んだが、多少違和感。
【04.06.12】週のはじめに、ず〜〜〜〜〜〜っと、延ばし延ばしにしていたことを終わらせることができてたいへん安心したことだったが（関係者の方々には、ご迷惑をおかけいたします）、早くも週末。まったくはやいです。「1.29」騒ぎはおもしろかったですが、あれは、朝日のスクープだったのですね。読んだ時にはちゃんとわからなかった。「〜戦後初めて1.2台に落ち込んだことが９日わかった。近く厚生労働省が発表する」というのは、「発表前につかみました」ってことだもんね。合計特殊出生率は、このところ、前年の数値を６月第１週に発表するのが常になっていたのだけれど、ちょうどこの頃半期のクラスでは少子高齢化が登場する内容を扱っているもんだから、どうも今年は遅いなあ、という気づきをすることはできていたんです。その授業がある日（木曜日）、朝刊を広げたら「出生率低下1.29」の数字が目に飛び込んできて、1.33→1.32ときて、1.29ですかこれはまた、と思って授業で使わせてもらい、戻ってきたら、ニュース画面で厚労大臣がマジで怒っている表情。彼もまだ知らされていなかったらしい。私は、今年はちょっと遅れたんだろう、くらいにしか思えなかったので（6/10の定例記者会見では、事務次官が、「むしろこれまでは６月の中下旬というのが、何年か遡れば、むしろ普通だったわけで、確かに少しでも情報の開示を早くという努力をして改善をしてきたという経過だと思います。したがって早いに越したことはありません。そういう意味では努力を重ねますけれども、まあお許しをいただける範囲というのが私の認識でございます」と答えている）、ニュースは騒ぎすぎだなあと思っていたら、「国会が終わった後に発表するつもりだった」みたいなハナシも出ている模様。真相は、どうなのでしょう。
この週末は、鳥取で日本女性学会大会が開かれているのだが、テーマは「リブ運動」である。田中美津さんのキーノートスピーチ、聞いてみたかったです。近くでやっていたら、行ったなあ。それから来週の週末は、専修大学生田キャンパスにて関東社会学会大会。120年記念館（９号館）の７階、迷わないで行けるでしょうか。あ〜、受付のある建物なのね。それはよかった。なになに、「日曜日は各自昼ご飯を持ってきなさい」って？ 早めに行かなきゃなんないのに、困るねえ。
火曜日の授業、水曜日の授業２つ、木曜日の基礎ゼミ（前回分）を更新しました。
【04.06.14】昨日は夕方から外出したこともあって、授業の準備が夜中にずれこんでしまった。できあがったのは朝。わずかに眠って出かけた。「機会費用」は、効いたみたいですねえ。なにしろ、パートだと２億の差が出ると言っているのですから、そりゃあ、効かないでどうするってもんだ。夕方少し眠ったけど、へろへろしながら明日の準備。基礎ゼミのパート、入ってきた感想をアップしました。
【04.06.21】昨日は関東社会学会で外出。「セクシュアリティ」と題された自由報告部会での司会を仰せつかっていたので。おかげで調子狂った…。
参加者はそう多いとは言えなかったのだが、どうやらそれは、年次大会全体に妥当していたようす。聞いてみると、今月は社会学関連の学会ラッシュなのであった（既に言及した日本女性学会の他、福祉社会学会、学史学会が今月中に年次大会を開催。「家族社会学会も」って聞いたんだけど、９月ってなってますが…）。さらに、今月末には日本社会学会大会の報告申し込み期限があるので、ドクター以上の院生たちの動きはよくなさそうだし、ということで、専修大学のスタッフの皆さんは、あまり努力が報われなかったかもしれないですね。だとしたらお気の毒です。「セクシュアリティ部会」、どうだったでしょうか。報告者の方々にとって意義あるものになるように、微力ながら努力したつもりではあったのですが…（報告時間がどうなっているかは第一に確かめてくださいね。くれぐれも、お願いしたいです）。依頼があった時には忘れていたんだけど（依頼者も話し忘れてたんだけど、学会ニューズレターには毎度掲載されてるのだから、わからなくちゃいかんです）、「どんなことがあったのか600字でまとめよ」という課題が残っております。〆切りはいつなのよ、それくらいは教えてほしいなあ。
午後の「テーマ部会」は、午前中の部会に現れた遠方のコリーグといっしょに、「ジェンダー不平等の多面性」に行ってみた。コメンテータのお一人が都合により欠席ということで、ちょっと気の毒だったが、正直にしていればいいというものでもなかろうと思ったことだった。第２報告に対する、「そもそも外国人労働者は単純労働を禁じられているが、その例外である日系人女性を『エスニシティ』のコンテクストで扱うことに違和感を感じる」というコメントは、有意義でしたね。この人たちと、高卒女性たち（高卒女子無業者）との連関を考えることの意義はあるとしても、です。報告タイトルと同じ論文があるようなので、みてみたいと思った（けど、そんな時間は…）。第３報告は、山田パラサイトシングル論批判である点、聞き甲斐のあるものだった。
明日の授業のための資料を探してうろうろしていたら、興味深い記事を２本見つけた。「1.29ショック」（と、言われることになるのだろうか）に関連するもの。だけど、その話はまた後だ。先週の授業、火曜日の短大のものを更新。『ヴァジャイナ・モノローグス』の日本語上演、どういうものになるのか楽しみですが、たくさんの人に知ってほしい舞台です。
【04.06.22】週末の外出がたたって早くもへろへろ状態。早く眠らなければ。昨日発見した、岩渕勝好『次世代育成支援の現状と展望―少子社会への挑戦』（中央法規、2004年）をゲットしたが、調査の概要等の詳細が不明な、変な本だ。「少子化の新局面と家族・労働政策の対応に関する研究」というのもあるんだけど、bookのほうには言及はないようだし。短大のクラスに書き加え、水曜日のクラス、先週分を書きました。
【04.06.23】東京都の合計特殊出生率が1.0を切った（公表数値は1.0）というニュースもありましたが、「石原慎太郎都知事は『東京は子どもを産んで育てるためのマイナス条件を備えすぎていた』と語り、あらためて条件整備に取り組むことを表明した」そう。最近、都議会で「ジェンダーフリー思想が跳梁跋扈している」とか答弁したらしいが、荒川区みたいに、「女は家庭へ」とか言い出すつもりか？ 基礎ゼミ、前々回の感想がそろいました。きっちり〆切り決めるかなあ。
【04.06.29】関心を持っている人々にはすでに知られているのだが、「荒川区の条例問題」、区長が議会に条例案の取り下げを申し入れた。７月１日の本会議で正式に取り下げるということだ。16日に「男女共同参画社会基本法から逸脱する荒川区条例案を認めない緊急集会」が開かれていたんですよね。どのような判断に基づく意志決定であったのか、モニタしなくてはいけないと思うが、他に福岡県筑後市も同じ動きを見せている。市の懇話会（筑後市女性問題懇話会）が出した提言（「男女共同参画条例策定に向けて」）を読むと、荒川区と同じ経緯ではなかったことが伺われる。こっちは大阪府の経緯と同じかと思われる。タイミングが合ったのは、偶然なのかそうでないのか、他に条例案が出ている自治体がどれくらいあるのかわからないし（荒川区の取り下げについては、東京新聞に記事「『偏り』『逆行』批判噴出―荒川区男女共同参画条例案撤回」があり、かなりの議員が反対に回ったことがわかった）。
夜遅くなってから、住友化学訴訟で和解成立のニュース。住友電工訴訟での「歴史的和解」を受けて（「神戸新聞04.01.06記事」、「神戸新聞解説記事」）２月から大阪高裁の仲介で和解交渉が行われていたのでした。「間接差別の禁止」を含めた均等法改正の話も出てきたし、この方向を、後退させてはいけません。
金曜日のクラス、火曜日のクラス、先週水曜日のクラスに、基礎ゼミのパートを更新。また、感想出してない人がいるなあ。